ディアハンティング@北海道 2015

“GREAT HUNTING 大人の合宿”日記(平成27年10月22日~25日)

10月22日(木) 晴れ

 秋晴れの夕焼けで、オレンジ色に染まった広く澄んだ空に、稜線がくっきりと浮かびだすと、木々の梢は影絵のように美 しく、しばし大空に目を奪われてしまいます。22日、一日早く到着した5人は西日で眩しい牧草地を腕ならしに走ります。ゲストの上野朱音氏を迎えて、軽く前夜祭。鴨肉に鹿肉と味わいながらのひとときを過ごし、すでに良い気分です。九州熊本から日本横断をして本島ご夫婦も到着です。ヘイゼルグラウスマナーに魅せられ、ハンティングにとりつかれ、RHCへ今夏入会されました。

10月23日(金) 晴れ

 5:43 日の出時間にポイント目指して3台、各猟場へ出発。何と緊急事態発生!溝淵狩猟専用車のホイールのボルトが6本中5本折れてしまい走行不能。危うくの大事故は免れ本当に良かったです。この様な事もあるのですね。注意しなければいけません。釧路の整備工場で代車と交換。なんとかツアーは継続出来ます。皆の到着を待ち、前日到着組はゆっくりランチに、穏やかな日差しの中、ホテルに繋がれている馬と遊び、RHCならではの過ごし方を満喫です。                                       

 仙台から札幌経由で佐々木会長が中標津空港に降り立ちました。そして羽田便で4名が到着。ホテルで猟装に着替えると皆ハンターの顔になります。16:24の日没までの時間、ハンティングへと走りだしました。夕刻、BARで一息ついていると、釧路から鹿猟をしながら愛犬モスと北川氏が到着です。揃いました、今回は参加者13名と犬1匹です。

23日 晩餐

23日 晩餐

  さあ、始まりました。ホテルの魅力あふれるディナータイム。プチドレスコードでRHC大人の合宿。他にはない醍醐味です。いつも美味しい、いつも満足させられる前菜からデザートまで。今日のこの日の素晴らしさは筆舌に尽くし難いものがあります。ただ美味しい、そして誰もが笑顔。ハンティングをしてこんなに優雅に過ごせる時があるでしょうか。ハンティングを楽しみ、その恵をより美味しく食する。同じ思いを持つ者同士が過ごせる空間と会話。特別な時間は暖かなレストランだけに流れているわけではありません。離れのアウトフィッター棟でさらに一献いただくことになりました。外に出ると気温は低く、白い息を吐きながらも、誰もが漆黒の空、満天と輝く星を見上げていました。星空と寒さと鼻をぬける北海道の大地の夜においが語りかけること。言葉にはせぬものの、皆同じことを感じとっていたはずです。

 

 

10月24日(土) 曇り時々雨

24日 肩を寄せ合っての昼食

24日 肩を寄せ合っての昼食

 5:45 日の出。昨日までの快晴から一転。雨雲が低く流れてきています。今回は蝦夷雷鳥にも狙いを定めています。猟犬モスの出番です。蝦夷雷鳥猟組と鹿猟組、各猟場を目指します。捕らえた獲物の鮮度を保つためには早めの処置が絶対です。積み卸しも考えて昼前には戻ります。そして今日は野外ランチの予定です。これがまた楽しみのひとつ。捕らえた獲物はひとまずおろし、解体場に移し下処理を行います。さあ皆で野外ランチの準備です。椅子やテーブル、グラスに鍋、食材を積み込み出発です。どんどん迫り来る雨雲に間に合うかどうか。不安は天気、今回も参加しているRHC名物、雨男の存在です。ランチの目的地に着くと、これまたひどい大雨。心配はいつも通り当たってしまいました。

 野外ランチは諦め、アウトフィッター棟でのランチへと変更。肩を寄せ合い、フーフーしてスープを飲むこととなりました。学生時代に戻ったみたいで、これもまた楽し、です。下ごしらえした料理に火を通し、ストーブに薪をくみ、冷え切った体が温まります。やっと雨が上がり、16:22日没まで出猟します。 

 今回はいくつものハプニング発生。スコープが壊れた?! 銃が壊れた?! 意気消沈・・・も、つかの間。最後の夜は、テラスでのバーベキュー演出で盛り上がりました。猟に行く時の運転手、ガイド役がシェフ?と今更ながら気づき、びっくりするメンバーもいました。ホテルの支配人をはじめ、スタッフの七変化とも言える素早い役代わりに驚き、どの場面においても最高の感動をもたらしてくださいました。

 

24日午後 これから出猟です


24日午後 これから出猟です

10月25日(日) 暴風雪   最終日

 日の出は5:46。外は暴風雪。それでも猟に出かけるのです。中標津地方は初冠雪になりました。最後までハンティングを楽しんではいたものの、最大のハプニング発生。この暴風雪は中標津空港を閉鎖してしまいました。欠航です。大至急、女満別空港発へと変更に慌ただしい時間を過ごしながらも、捕らえたエゾシカ、美味しい恵を我が家へと送る手配を万全に。帰りの荷物のまとめも万全に。そして出発の時間を向かえます。

 何といっても、ホテルスタッフ皆様の身のこなし全ての“最高のおもてなし”に感謝をさせていただきます。この至高のサービス故にRHC“GREAT HUNTING 大人の合宿”は、その名のとおりの合宿となったのです。

ありがとうございました。

 

 

 

モスは裏口で主人をひたすら待ちます 

モスは裏口で主人をひたすら待ちます

  参加者(50音順) 秋間重徳・上野朱音・内海通・北川靖・越秋雄

        佐々木大輔・佐々木善松・佐々木洋平・濱田修吾

        溝淵哲史・本島明・本島由美子・山田泉・モス

 

 

 なお、この合宿を機に、佐々木大輔氏RHC入会されましたことを報告させていただきます。

 

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